9月15日(日)・16日(月・祝)の二日間にわたり、神戸市の東遊園地および中央区文化センターにて、「KOBEこども未来フェス」が開催されました。このイベントは、地域社会全体で子どもたちの未来を育み、支援する新しい取り組みとして、多くの企業・団体の協力やボランティアの方々の支えを受けて実現しました。当日は、親子で参加する来場者が多く、ステージイベントや多彩なブースが賑わいを見せ、会場全体が大いに盛り上がりました。
KOBE こども未来フェスの開催に至る背景
現代では、インターネットやSNSの普及により、青少年(高校生以下)が日常的にAIやITに触れる時間が増加しており、間接体験が主流となっています。その結果、直接的な体験機会が減少し、子どもたちの社会情動的スキル(非認知能力)を育む場が少なくなっていることが課題とされています。こうした背景から、数値では測れない成長を促す直接体験の場を提供し、子どもたちが自然や文化と触れ合うリアルな体験機会を創出するために「KOBEこども未来フェス」が企画されました。
東遊園地&中央区文化センターに50以上のブースが集結
東遊園地と中央区文化センターの二つの会場にわたり、87以上のブースが出展されました。中央区文化センターでは、子どもたちが社会情動的スキルを培うことを目的に、「おしごと体験」、「科学とのふれあい」、「文化のふれあい」などリアルな体験ができる多彩なコンテンツが用意されました。東遊園地では、「スポーツエリア」、「遊びと体験のエリア」、「キッチンカーエリア」が展開され、子どもたちに様々な体験の場を提供しました。
メインステージでは、子どもたちによるダンスパフォーマンス、甲南大学の学生による和太鼓演奏、さらには子どもたちに人気のアーティストによるライブやトークイベントが行われました。また、ボクシングミット打ち体験には、長谷川穂積氏や向井寛史氏が参加し、多くの親子が一緒に楽しむ姿が見られました。来場者全体が一体となって楽しむステージ構成も印象的で、参加者同士が交流を深める場となりました。
まとめ
今回の「KOBEこども未来フェス」は、直接体験を通じて非認知能力の向上を促進するだけでなく、社会全体が子どもの体験教育に関わる機会を創出する場となり、大成功のうちに幕を閉じました。本イベントは、神戸JCのメンバーのみならず、学生やシニアボランティアの皆様、さらに多くの企業・団体の皆様のご協力のもと実現したものであり、多くの支援と協力により、子どもたちが安心して豊かな体験を得ることができる場を提供できました。